こうしてChatGPTが生成したプロンプトをGensparkに入れ、第一稿を作成します。もし、できあがった資料がイメージと違っても問題ありません。理想との「ズレ」を徹底的にA/Bテストで修正していくのです。この繰り返しでプロンプトはどんどん洗練され、求めるアウトプットが安定して得られるようになります。特にPowerPoint資料のように大量に作成する際には、このプロセスが非常に重要になってきます。
AI活用の「マイルール」:まずはやってみる、AIで遊んでみる
有薗:前川さんがAIを活用する上で、特に気をつけているルールやこだわりはありますか?
前川:一番は、「AIで遊ぶ」ことですね。以前やった「写真を見せて、シャーロックホームズのように分析して」という遊びは、AIの可能性を探る上で非常に有効だと感じています。
有薗:遊び心から新しい発見が生まれるということですね。そういった遊びのアイデアは、ご自身で考えるのですか?それともどこかからインスピレーションを得るのですか?
前川:Xなどで面白そうなアイデアを見つけたら、まずは試してみます。AIのイノベーションはまだ始まったばかりで、無限の可能性を秘めていると感じています。遊びながら触れることで、AIのポテンシャルを最大限に引き出すヒントが見つかると思っています。
有薗:日本の多くの企業では、AIを「業務効率化のため」という側面で捉えがちですが、前川さんのように「遊び」を通じてAIに触れることが重要とお考えなんですね。
前川:発明は遊びから生まれるものです。先ほどのシャーロックホームズのように分析させる遊びは、一見業務とは関係ないように見えますが、ビジネスの現場で「決算資料を分析する」といった応用も可能です。遊びとビジネスは一体だと考えています。冷蔵庫の中を写真に撮って、「この材料で何が作れますか?」とAIに尋ねる。これも遊びに近いですが、そこから新しいプロダクトのアイデアが生まれる可能性も秘めています。
実際にアメリカでは、写真を撮るだけでカロリー計算をしてくれるアプリが登場し、大成功を収めています。遊びの中から「こんなこともできないのかな?」という発想が生まれ、それを実務で使ってみようと工夫する。このプロセスが、生成AI活用の醍醐味であり、次の面白いプロダクトやサービスを生み出す原動力になるはずです。
まとめ:AIで、あなたの仕事の可能性を広げよう!
有薗:前川さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!AIを「仕事の相棒」として徹底的に使いこなし、まるでディスカッション相手のように思考を深めている前川さんのAI活用術は、まさに目から鱗でした。特に「ルールA」プロンプトや、大量の資料作成をAIに任せるという発想は、多くのビジネスパーソンにとって、今日から試せる具体的なヒントになったのではないでしょうか。
前川:ありがとうございました。AIは使えば使うほど、その可能性に驚かされます。まずは「こんなことできないかな?」と遊び感覚でAIに触れてみてください。きっと、皆さんの仕事が変わるヒントが見つかるはずです。
有薗:前川さんのAI活用術は、AIに関心はあるものの「何から始めればいいか分からない」「具体的な使い方がイメージできない」と感じている人事担当者やビジネスパーソンの皆様にとって、大きな一歩を踏み出すきっかけになるはずです。今日から皆さんも、AIを「仕事の相棒」として迎え入れ、新たな働き方を体験してみませんか?