1. なぜ「ただまとめて」では議事録が綺麗に整わないのか

対策プロンプトを使う前に、AIに議事録を任せたときに起きる「よくある失敗」を整理しておきます。仕組みを理解すると、なぜ後述のプロンプトが効くかが腑に落ちます。
失敗1:重要な「決定事項」が雑談に埋もれる
会議の発言には「決定」「提案」「雑談」「確認」が混ざります。ただ「要約して」と頼むと、AIは発言量の多いトピックを優先しがちで、会議の核心である「決まったこと」が他のノイズに埋もれることがよくあります。
失敗2:「誰が何をやるか」が曖昧になる
「○○について検討する」と書かれていても、誰が、いつまでに、何の成果物を出すか が抜けると、議事録としては機能しません。AIに任せると主語が省略されがちで、後で読み返したときに「で、これ誰の仕事?」が頻発します。
失敗3:要約の粒度がバラバラ
経営層に渡すなら3行、現場メンバーに渡すなら詳細、メールで送るなら適度な長さ──といった読み手別の粒度コントロールは、指示しないとAIは判断できません。「ちょうどよい長さ」は使う人によって違うため、フォーマットを明示する必要があります。



