1. なぜ1on1は「質問の設計」で大きく変わるのか

1on1がうまくいかないとき、原因は時間や場所ではなく、ほぼ「質問」にあります。質問が浅いと、答えも浅くなります。「最近どうですか?」「順調です」で終わる1on1が量産されるのは、上司の質問設計に余白がないからです。
よくある1on1の失敗パターン
- 業務報告で30分が溶ける ── 進捗確認だけで本人の状態に踏み込めない
- 上司が話しすぎる ── アドバイスや経験談で、部下の発話量が圧倒的に少ない
- 質問のパターンが固定化 ── いつも同じ問いで、本人の引き出しが開かない
- 振り返りが残らない ── 次回までに話の文脈が消え、毎回ゼロから始まる
- フィードバックが感情論になる ── 「もう少し頑張ってほしい」で構造化されない
AIに任せると効率化できる4つの領域
これらの失敗を、AIで「質問設計と記録の自動化」で立て直すのが本記事のアプローチです。具体的には、以下の4つの領域でAIが効きます。
- 準備:部下のプロフィール・直近業務から「今日のテーマ」を提案
- 実施:定型化された質問テンプレ+深掘りの質問例を即時に出す
- 振り返り:当日のメモから議事録と次アクションを抽出
- 蓄積分析:過去複数回の1on1から、本人の状態変化や潜在課題を可視化
このうち、特に「準備」と「蓄積分析」は人間が独力でやるとコストが高すぎて続きません。ここをAIに任せると、1on1の質が大きく上がります。
2. 【保存版】1on1質問プロンプト10選

ここからは、用途別に10のプロンプトを紹介します。すべて ChatGPT・Claude・Gemini などの汎用LLMで動作確認済みです。一度組織のNotion等に貼り付けておくと、毎回の1on1で再利用できます。
1. アイスブレイク質問生成プロンプト
1on1の最初の3分で「業務とは別の話題」を入れることで、本人の緊張がほぐれ、その後の会話が深くなります。とはいえ、毎回ネタを考えるのは大変。部下の情報を渡せば、自然なアイスブレイクトピックを生成してくれるプロンプトです。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[部下のプロフィール]と[直近の業務メモ]を読み、1on1の冒頭3分のアイスブレイクとして使える話題候補を3つ生成してください。 # 出力フォーマット: 1. 話題:(一文で) 切り出し方:(実際の発話例、敬語、20字以内) なぜこの話題か:(一文) 2. 同上 3. 同上 # ルール: - 業務に関係ない、本人の興味・最近の出来事に寄せる - プライベートに踏み込みすぎない(家族・恋愛・健康などは避ける) - 質問形式で終わる(YES/NOで終わらない開かれた質問) # 部下のプロフィール: (例:30代、Webエンジニア、最近マラソンを始めたと聞いた) # 直近の業務メモ: (例:先週リリースしたAPIの負荷テストで遅延が見つかり残業が続いていた)
【なぜ効くのか?】
アイスブレイクは「思いつき」だと毎回パターン化します。AIに第三者目線で生成させると、上司では思いつかない切り口が出ます。「プライベートに踏み込みすぎない」というルールで、ハラスメントリスクも未然に避けられます。
【活用シーン】
- 月初の1on1(前回から間が空いた場合)
- 新メンバーとの初回1on1
- リモート1on1で雰囲気を作りたい場面
2. 業務状況を立体的に聞く質問プロンプト
「進捗どうですか?」を脱却するためのプロンプトです。業務の進捗だけでなく、ブロッカー・モチベーション・関係性まで立体的に聞き出す質問セットを生成します。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[部下の業務状況]を踏まえ、1on1で「業務の立体感」を引き出すための質問を5つ提示してください。 # 質問の観点: - 進捗(事実ベース) - ブロッカー(人・時間・スキル・情報のどこに詰まっているか) - モチベーション(やっていて手応えがある/ないか) - 関係性(チーム内・他部署との連携で気になる点) - 自己評価(自分の貢献度をどう感じているか) # 出力フォーマット: | # | 観点 | 質問文(実際の発話、敬語)| |---|---|---| | 1 | 進捗 | 「...」 | | 2 | ブロッカー | 「...」 | | 3 | モチベーション | 「...」 | | 4 | 関係性 | 「...」 | | 5 | 自己評価 | 「...」 | # ルール: - すべて開かれた質問(YES/NOで答えられない) - 「最近」「今週」など時間軸を入れる - 答えづらい質問は最後に置く # 部下の業務状況: (例:プロジェクトAの開発リード、メンバー3名、フェーズは結合テスト中)
【なぜ効くのか?】
5つの観点で網羅することで、「進捗だけ聞いて終わる1on1」を構造的に防ぎます。質問のフレームを毎回固定することで、部下も「どんな話をすればいいか」が予測できて、より準備して臨めるようになります。
【活用シーン】
- 月例の業務レビュー型1on1
- プロジェクトの中盤チェックイン
- パフォーマンスに気になる兆候がある時
3. キャリア相談を引き出すプロンプト
「将来どうなりたい?」を直接聞くと、ほとんどの部下は答えに詰まります。本人の過去と現在から、自然にキャリア観を引き出すための質問プロンプトです。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[部下のキャリア情報]を読み、1on1でキャリアテーマを自然に引き出す質問を5つ提示してください。 # 出力フォーマット: 1. 過去を聞く質問:「...」 2. 現在の手応えを聞く質問:「...」 3. 興味の方向を探る質問:「...」 4. 制約・避けたいことを聞く質問:「...」 5. 1年後・3年後を仮置きする質問:「...」 # ルール: - 「夢」「目標」など重い言葉を使わない - 一度に答えを求めず、考えながら答えられる質問にする - 本人の選択肢が広がる方向を意識する # 部下のキャリア情報: (例:エンジニア5年目、最近マネジメントに興味があるが具体像はない、と前回1on1で話していた)
【なぜ効くのか?】
「過去 → 現在 → 興味 → 制約 → 仮置きの未来」の順で聞くことで、本人の思考が自然にキャリアに向きます。「夢」のような重い言葉を避けることで、答えづらさが消えます。
【活用シーン】
- 半年に1回のキャリア面談
- 異動・昇進前のキャリア確認
- 入社1年目・3年目の節目
4. 心理的安全性チェックの質問プロンプト
チームへの不安・不満を、本人を傷つけずに引き出すための質問プロンプトです。本人が言いにくいことを言いやすくする「言葉の階段」を設計します。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[部下とチームの状況]を踏まえ、心理的安全性を測る質問を5段階で生成してください。 # 質問の構造: - 段階1:チーム全体について(一般論として聞く) - 段階2:他のメンバーについて(自分以外を主語にする) - 段階3:自分の業務について(自己評価で聞く) - 段階4:自分の感情について(一人称で聞く) - 段階5:上司である私への要望(最後に最も難しい質問) # 出力フォーマット: 1. 段階1:「...」 2. 段階2:「...」 3. 段階3:「...」 4. 段階4:「...」 5. 段階5:「...」 # ルール: - 各段階の質問は、前の質問の答えを受けて自然に流れる構造にする - 「不安」「不満」など直接的な単語は避け、「気になっていること」「もう少し良くなりそうなこと」と婉曲に - 段階5は最後の5分のタイミングで聞く前提 # 部下とチームの状況: (例:5名チーム、最近一人がエンジニアから抜けて業務負荷が上がっている)
【なぜ効くのか?】
「一般論 → 他者 → 自分の業務 → 自分の感情 → 上司への要望」の順で質問の難易度を上げることで、本人が段階的に話しやすくなります。最初から「私に対してどう思ってる?」と聞いても本音は出ません。
【活用シーン】
- チーム編成変更後の1on1
- 退職リスクが気になるメンバーとの面談
- 半年に1回の関係性チェック
5. 建設的なフィードバックを構造化するプロンプト
「もう少し○○してほしい」という抽象的なフィードバックを、SBI(Situation-Behavior-Impact)モデルで構造化するプロンプトです。受け取った側が納得して行動を変えやすくなります。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[フィードバックしたい内容]を、SBIモデルで構造化してください。 # SBIモデル: - S (Situation):いつ・どんな場面で - B (Behavior):どんな具体的な行動が - I (Impact):周囲やチームにどんな影響を与えたか # 出力フォーマット: ## ポジティブフィードバック(先に伝える) S: B: I: ## 改善フィードバック S: B: I: 改善提案:(具体的なネクストアクションを1つ) # ルール: - 「人格」ではなく「行動」に焦点を当てる - 「いつも」「絶対」など極端な言葉は使わない - ポジティブを必ず先に置く(サンドイッチではなく、明確な区切りで) - 改善提案は本人が翌週から実行できるレベルに具体化する # フィードバックしたい内容: (例:先週の社内発表で資料の準備が直前になっていて、当日に誤字が複数残っていた)
【なぜ効くのか?】
SBI モデルで「事実→行動→影響」を分けることで、感情論や人格批判を避けられます。ポジティブを先に伝える構造は、本人の心理的安全性を確保しながら改善提案を受け入れやすくします。
【活用シーン】
- 月次・四半期のフィードバック面談
- 評価期間中の事前すり合わせ
- 新人へのオンボーディングフィードバック
6. モチベーションの源泉を発掘する質問プロンプト
「最近やってよかった仕事」と「やりたくなかった仕事」を聞き比べることで、本人の動機の源泉を見える化するプロンプトです。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[部下の直近3ヶ月の業務リスト]を読み、モチベーション源泉を引き出す質問を提示してください。 # 出力フォーマット: ## 質問セット 1. 「直近3ヶ月で、やってよかったと感じる業務はどれですか?理由も教えてください」 2. 「逆に、やっていて消耗した業務はありましたか?何が辛かったですか?」 3. 「もし来期、業務の比率を自分で調整できるとしたら、どの業務を増やしますか?減らしますか?」 4. 「(上記から)あなたが手応えを感じるパターンは、◯◯と◯◯のように見えます。合っていますか?」 ## 仮説(上司が事前に立てておく) - やってよかった業務に共通しそうな特徴:(例:自律性が高い/成果が見える/他者貢献度が高い) - 消耗した業務に共通しそうな特徴:(例:曖昧な指示/成果不明/単純反復) # ルール: - 仮説は本人と答え合わせするためのもので、押し付けない - 「やる気あるか?」のような抽象質問は使わない - 過去事実を聞いてから、未来の希望を聞く順序 # 部下の直近3ヶ月の業務リスト: (業務名を箇条書きで貼り付け)
【なぜ効くのか?】
「やってよかった/消耗した」を具体業務から聞くことで、抽象的な「やる気」の話を避けて、本人のモチベーション構造を可視化できます。仮説を上司側に持つことで、議論が深まります。
【活用シーン】
- 半期評価の前段
- 担当業務の再アサインを検討するとき
- メンバーの離職兆候が出始めた時
7. 1on1のネクストアクション抽出プロンプト
1on1の終わりに「で、私たちは何をする?」を必ず確認するためのプロンプトです。会話メモを渡せば、上司側・部下側のアクションを抽出して整理します。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[1on1の会話メモ]から、上司・部下双方のネクストアクションを抽出してください。 # 出力フォーマット: ## 上司が次回までにやること - [ ] アクション | 期限:YYYY/MM/DD | 関連した会話の文脈:(一文) - [ ] ... ## 部下が次回までにやること - [ ] アクション | 期限:YYYY/MM/DD | 関連した会話の文脈:(一文) - [ ] ... ## 次回の1on1で必ず触れる議題 - ... ## 上司が気をつけたい点(社内に共有しない、上司用メモ) - ... # ルール: - 会話の中で「やります」「お願いします」と口頭で約束したことを必ず拾う - 推測でアクションを追加しない(メモにない約束は捏造しない) - 期限が明示されていない場合は「次回1on1まで」と書く # 1on1の会話メモ: (録音の文字起こし or 上司の手書きメモを貼り付け)
【なぜ効くのか?】
1on1の口頭約束は記録しないと忘れます。「上司側/部下側/次回議題/上司メモ」と4区分にすることで、責任の所在が明確になり、次回までの信頼が積み上がります。
【活用シーン】
- 1on1終了後すぐ
- 部下と共有する議事録の前段整理
- 自分自身の1on1ログの蓄積
8. 1on1議事録(部下と共有する版)生成プロンプト
部下と共有する用の1on1議事録を生成するプロンプトです。本人の発言を尊重しつつ、合意事項とToDoを明確にした形にまとめます。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[1on1の会話メモ]を、部下と共有する用の1on1議事録に整形してください。 # 出力フォーマット: ## 1on1メモ ◯月◯日 ### 本日の主なテーマ (一文で) ### 話したこと 1. ◯◯について - 話した内容の要約(中立的に、評価を入れない) - 出てきた論点 2. △△について ... ### 合意したこと - ... ### 次回までのアクション - 上司:... - 部下:... ### 次回の1on1 - 日時:(決まっていれば) - 議題候補:(あれば箇条書き) # ルール: - 評価的なコメント(「良い回答だった」など)は入れない - 部下の発言は事実ベースで要約する - 本人が公開を望まないニュアンスの会話は省く - 上司の感想・心配は別管理(プロンプト7の「上司メモ」へ) # 1on1の会話メモ: (会話の文字起こし or 手書きメモを貼り付け)
【なぜ効くのか?】
部下と共有する議事録と、上司の手元に残す観察メモを「明確に分ける」ことで、本人が読んでも安心できるドキュメントになります。共有議事録があると、次回までの認識ズレが激減します。
【活用シーン】
- 1on1後の即時共有(Notion / Slack DM)
- 月次振り返りの素材作り
- 評価面談の根拠資料
9. 過去の1on1ログからトレンドを抽出するプロンプト
複数回の1on1議事録を読み込ませて、本人の状態変化や反復して出てくる課題を可視化するプロンプトです。蓄積データを活かす、AI ならではの使い方です。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 以下の[過去3〜6ヶ月分の1on1議事録]を読み、トレンド分析をしてください。 # 出力フォーマット: ## 反復して出てきたテーマ - テーマ名:何回出てきたか / 初出はいつ / 最新の言及はいつ - ... ## 本人の状態の変化 - モチベーション:上昇 / 維持 / 低下 + 根拠 - 業務スコープ:拡大 / 維持 / 縮小 + 根拠 - 心理的安全性の発話:増加 / 維持 / 減少 + 根拠 ## 解決済み / 未解決の課題 - 解決済み: - 未解決(要対応): ## 次回の1on1で触れるべき議題 - 優先度高: - 優先度中: ## 上司側で気をつけたいこと(上司用メモ) - ... # ルール: - 議事録に書かれていないことは推測しない(書かれていない場合は「議事録上不明」と書く) - 個人の人格を断定的に表現しない(「自信がない人」ではなく「自信に関する発話が増えている」) - 機密性の高い発話(家族・健康など)は要約に含めない # 過去の1on1議事録: (複数回ぶん貼り付け、日付順)
【なぜ効くのか?】
人間は前回の1on1の内容を翌週には忘れます。AIに数ヶ月の議事録を一気に読ませることで、本人の変化が「点」ではなく「線」で見えます。離職予兆や昇進タイミングの判断材料にもなります。
【活用シーン】
- 半期評価の前
- 異動・昇進判断の前
- メンバーの状態に違和感を感じた時
10. 1on1の振り返り(上司のメタ質問)プロンプト
これは部下に対する質問ではなく、上司自身が「今日の1on1は良かったか」を振り返るためのプロンプトです。1on1の質を継続改善するための自己フィードバックループになります。
【コピペ用プロンプト】
# 命令書: 直近に実施した1on1について、上司の私が振り返るための問いを提示してください。 あなたは私自身の対話の質を高めるコーチとして振る舞ってください。 # 出力フォーマット: ## 振り返り質問 1. 私の発話量と相手の発話量の比率はどうだったか?(理想は3:7) 2. 私が今日聞いた質問のうち、最も良かった質問は?なぜ? 3. 私が今日聞いた質問のうち、もっと深掘りできた質問は? 4. 相手が一番表情が動いた瞬間はいつか?何を話していた時か? 5. 相手の本音が出ていない領域はあるか?次回どう聞き直すか? 6. 私が話しすぎた瞬間はあったか? ## 次回までのアクション - 自分の質問パターンで増やしたいもの: - 自分の質問パターンで減らしたいもの: # ルール: - 自己批判ではなく、改善のための観察として答える - 「次回どう変えるか」を必ず1つ書く - 過去の1on1と比較する視点を入れる # 直近の1on1メモ: (会話メモを貼り付け)
【なぜ効くのか?】
1on1の質は、上司自身の質問設計に強く依存します。毎回振り返ることで、自分の質問パターンの幅が広がります。AIに「コーチ役」を演じてもらうことで、自分一人では気づけない盲点が見えます。
【活用シーン】
- 1on1直後の5分間の自己レビュー
- 半年に1回の自分の1on1スキル棚卸し
- 部下から1on1のフィードバックをもらう前の準備
3. プロンプトで防げない場合の運用ルール

プロンプトの力は強力ですが、それだけで100点の1on1にはなりません。以下の運用ルールも合わせて押さえると、定着率が高まります。
1on1の機密度をAIに渡す前に判断する
部下の発言には、評価情報や精神的健康に関わる情報が含まれることがあります。これらを ChatGPT などの一般的なクラウドAIに直接渡すのは、組織のコンプライアンス観点でリスクです。機密度A(評価情報・健康情報・退職検討の話)はAIに渡さない、機密度B(業務上の悩み)は匿名化してから渡す、機密度C(一般的な業務会話)はそのまま渡してOK のように、3段階のラベルを決めて運用するのが安全です。
部下に「AIで議事録を作っている」と最初に伝える
1on1で話したことを後から「AIで議事録化していた」と知ると、部下の信頼が崩れます。最初の1on1で「あなたの発言を尊重する形で AI で議事録の下書きを作り、私が確認して共有します。AIに渡したくない話があればその場で言ってください」と明示する のが、関係性を守る最低限のマナーです。
プロンプトのカスタマイズは「組織版テンプレ」を作る
10プロンプトをそのまま使うのではなく、自社の評価制度・キャリア体系・MVV(Mission/Vision/Value)に合わせてカスタマイズするのが推奨です。人事部が「組織版1on1プロンプトテンプレ集」を Notion に置いて、管理職全員で共有する と、1on1の質が組織全体で揃います。
1on1の頻度は月2回 / 隔週が最も継続しやすい
週1だと頻度が高すぎて準備負担になり、月1だと間が空きすぎて文脈が消えます。隔週(月2回)30〜45分 が最も継続率が高いというのが、複数組織の運用知見です。プロンプトで効率化したぶんで、頻度ではなく1回の質を高めるのが定着のコツです。
4. まとめ
1on1は、組織の信頼資産を毎回ちょっとずつ積み上げる時間です。質問の設計、記録の精度、振り返りの深さで、その積み上げ速度が変わります。
本記事の10プロンプトは、すべての回で全部使う必要はありません。
- 準備フェーズ:プロンプト1〜2を毎回、3〜4は隔月で
- 実施フェーズ:プロンプト5(フィードバック)は月例、6は四半期
- 振り返りフェーズ:プロンプト7(ネクストアクション)と8(共有議事録)は毎回
- 蓄積分析フェーズ:プロンプト9(トレンド)は半期に1回、10(自己振り返り)は毎回5分
まずは「次の1on1の前にプロンプト1(アイスブレイク)」「終わった直後にプロンプト7(ネクストアクション)」の2つだけ試してください。たった2つでも、1on1の体感品質と業務効率が変わります。


